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↑好きなんです、これ

今日の昼にむしゃくしゃすることがあったので、思わずヤンデレエロ小話書いてしまいました。凄くすっきりしました。
貧乏性なのでこっちに置いていきます。ヤンデレというかこれはりょうじょk…な感じですけど一応ラヴはある。
こういうの書いてて本当楽しいです…暗い話大好き! 凄く楽しい!!!
どっちが誰とかは特に考えていませんが、うちのサイトで取り扱ってるカプなら大体合うと思い…ます。

 胸の奥に重たく積み重なった澱が、体液に混じって彼の奥深くへ注ぎ込まれた。喉から絞りだされたような濁った呻き声に煽られて口付けると、その唇は血と精液と涙が混ざった味がして男を酷く興奮させた。
 欲望を吐き出した直後であるにも関わらず再び鎌首を擡げたそれを、男は更に彼の奥に押し込む。彼は衰弱した肉食獣の如く吼えた。
 肩に噛み付けば溢れ出した血液が美しく隆起した肉に沿って赤く小さな川を作る。舌で塞き止めてやると、熟した果実よりも甘く、長く寝かせたワインよりも芳醇な香りが口腔内に広がって知らず身が震えた。
 なんと狂おしい味なのだろうか、彼の唇も、肌も、目許も–-彼の躯、全て。

 彼のこの嵶やかな肢体と明朗な性格をより鮮麗なものとしている源に、男は極度に執心していた。気が違ってしまうのではないかと危ぶんだほどだ。

 男の強引さと真直ぐに自分を想うひたむきさを、彼は心から愛していた。自分の全ては男のもので、身体は勿論、心さえも男に委ねているつもりでいた。

 その空間に存在していたのは、男と彼の幸福と快楽、そしてただただ深い、絶望だった。
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